Wrapping Calendar 2019  “包めるカレンダー 発行しました

1.包めるカレンダーとは?

包装紙、紙袋や封筒など、様々な用途で活躍するクラフト紙。
今回そのクラフト紙を4種類セレクトし、カレンダーを作成しました。
薄くて強度のある紙の特性を活かし、
めくった後はラッピングペーパーとして再利用できます。
今回は「包めるカレンダー」という試みについてご紹介いたします。

 

2.クラフト紙の特徴紹介

■白夜
薄手の晒クラフトです。
透け感があり、後ろの柄がうっすらと見えてくるところも魅力の一つです。
表は艶面、裏はザラ面と表裏の質感の違いも特徴です。

カレンダーでは表紙に使われていて、
1、2月のデザインが透けて見える構成になっています。

 

■アカシヤ
マット感のある、ナチュラルな風合いが特徴の晒クラフトです。
平判で在庫してあります。

3、4月と7、8月に採用。
3、4月は春らしいアカシヤの花が描かれています。

 

■OKブリザード
面が艷、裏がマットの晒クラフトです。
白夜よりも厚いラインナップです。

1、2月はめでたさのある大輪の赤い花。
5、6月は梅雨の時期のアジサイの花。
11、12月は椿の花がクリスマスカラーで描かれています。

 

■OKゴールド
黄味系の半晒クラフトです。
封筒として見覚えがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

9、10月に採用。
秋を感じさせる落ち葉のパターンです。

 

3.季節を感じさせる、繊細なイラストレーション

花のイラストはイラストレーター・テキスタイルデザイナーの安原ちひろさんが描いてくださいました。
柔らかい雰囲気の絵画ですが、近くで観察するとその精緻な仕上げに惹きつけられます。
幾重にも塗り重ねられた絵の具の奥にある彩度や、
顔料を盛っては削ったマチエールをいかに再現できるかが今回の印刷の肝でした。

今回、当社のショールームにて原画の展示を行っています。
実際の絵画と包装用紙に印刷された製品、それぞれの質感を見比べることができますので、
銀座に訪れた際にはぜひお立ち寄りいただけましたら幸いです。 

【展示は終了いたしました。ご来場ありがとうございました。】


■王子ペーパーライブラリー
 東京都中央区銀座4-7-5 王子ホールディングス本館1階
 開館時間:9:00~17:00 休館日:土日祝 *入館無料
 https://www.ojiholdings.co.jp/Portals/0/resources/opl/index.html

Oji Industrial Materials Management Co., Ltd.